ブログ

じわじわ来てる…生コン業界の値上げ、その理由とこれから

カイハツ ブログ

投稿者[仙南カイハツ商事 小野]

こんにちは、仙南カイハツ商事 営業の小野です。
最近、生コン業界でもじわじわと
値上げの波が広がってきています。

 

 

ニュースで大きく取り上げられる
ことは少ないですが、建設現場では
「また上がったのか…」
という声が確実に
増えているのが実感です。

 

では、なぜここまで
値上げが進んでいるのか。
少しカジュアルに、
その背景を見ていきましょう。

 

まず一番大きいのは、
やっぱり原材料費の上昇です。
生コンの主原料である
セメントや骨材は、
エネルギー価格の影響を
強く受けます。

 

特にセメントは製造過程で
大量の熱エネルギーを使うため、
電気代や燃料費が上がると、
そのままコストに直撃します。

 

「企業努力でなんとかする」

 

にも限界がある、
というのが正直なところです。

 

さらに、地味に効いているのが輸送コスト。
生コンは“生もの”なので、
長距離輸送が難しく、
基本的には近距離でスピーディーに
運ぶ必要があります。
そのため、ミキサー車のドライバー不足や
燃料費の高騰はかなりの痛手です。
最近はドライバーの確保自体が難しく、
「運べないから売れない」
という状況すら出てきています。

 

そして忘れてはいけないのが、人手不足。
これは建設業界全体に言えることですが、
生コン業界も例外ではありません。
プラントのオペレーターや
品質管理の人材確保が難しくなっており、
賃金を上げざるを得ない状況です。
結果として、
その分が価格に反映されていく、
という流れですね。

 

こうしたコストアップが積み重なった結果、
これまで比較的安定していた生コン価格も、
さすがに据え置きが難しくなってきました。

 

地域によっては一気に数千円単位で
上がるケースもあり、
ゼネコンや工務店にとっては
かなりインパクトの大きい話です。
「見積もり取り直し」が当たり前に
なりつつあるのも、
最近の特徴かもしれません。

 

ただ、この値上げ、
ネガティブな側面ばかりではありません。
これまで生コン業界は価格競争が激しく、
利益が出にくい構造が続いてきました。
その結果、設備投資や人材育成に
十分なお金を回せないという
問題もあったんです。
適正な価格に近づくことで、
ようやく“持続できる業界”に
シフトしていく可能性もあります。

 

とはいえ、現場側からするとコスト増は
やっぱり厳しいのが本音です。
特に公共工事では簡単に
価格転嫁できないケースも多く、
「どうやって吸収するか」で
頭を悩ませている担当者も少なくありません。
発注者側との協議や、
契約条件の見直しが
今後ますます重要になってきそうです。

 

これから先、生コン業界は
単なる値上げだけでなく、
効率化やデジタル化といった
取り組みも求められていくでしょう。
例えば、配車の最適化や
需要予測の精度向上など、
まだまだ改善の余地はあります。
そういった努力と
適正価格のバランスをどう取るかが、
今後のカギになりそうです。

 

値上げというとどうしても
マイナスに捉えがちですが、
その裏には業界の
リアルな課題が詰まっています。
生コンはインフラを支える
重要な存在だからこそ、
無理のない形で
続いていくことが大切です。
現場の声にも耳を傾けながら、
この変化をどう乗り越えていくのか。
しばらくは目が離せない状況が続きそうです。

© 2015 仙南生コンクリート株式会社