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後継者 第二話

サカモト ブログ

投稿者[木材課 三浦]

こんにちは、木材課三浦です。

師走となり何かと焦る時期となりました。

寒さもこれから本格的になるのでしょうか

それとも暖冬でしょうか?

もうすぐ楽しい年末年始となりますので

皆さんも体調管理には十分気を付けましょう

 

さて、後継者第二話を続けたいと思います。

(>>>前回の第一話をお読みでない方はこちら)

私の後継者2代目の佐藤君ですが、初出勤してきたとき、

面接の時と同様に「大人しくまじめ」を絵に描いたよう人でした。

こちらから話しかけないとあまりしゃべらないような人でした。

そういえば佐藤君のおじいちゃんが大工さんだったと聞いたことがありましたので

もしかして職人気質の性格を受け継いだのか?とも思いました。

昔から職人は無口で物静かと言われていた為です。

 

まずはこの会社が、どのような会社なのかなど担当役員より説明があり

次は担当の私より、木材の特性や製材について知識の習得です。

資格も必要ですのでフォークリフト・移動式クレーンなど資格取得も

同時に行います。

ここからは、製材作業実践の習得と言う事で、私も当然経験した最初の仕事

製材の補助として「ガッパ取り」ここから始まります。

今はこんな言葉はないと思います、

すべて機械化されコンベアーで流れますので

ガッパを持つ必要がほとんどにありません。

製材された丸太の端の部分をこのあたりの地区で古くから、ガッパと言います。

この作業をしながら製材の流れを覚え(約半年間)そしていよいよ台車に乗り

機械の操作から学びます。

佐藤君が入社したころはこのようなアナログ式の製材台車でした。


現在の製材機はデジタル式となりました。


アナログでも機械式でも、製材作業は大変危険なため、

危険な行動や動きをした時には、やさしい私も

その時だけは怒ります。

ここでの怪我は擦り傷などでは終わりません、大きな事故に繋がりますので

キケンな時は機械の騒音もあるので大声で怒ります。

佐藤君も最初はびっくりしていたと思いますが、怪我が一番怖いです。

 

操作も少し覚えてきた頃、細い原木を製材させました。

当然上手く製材できるわけがありません、ここから私の根気強い指導が始まり

佐藤君の製材職人への道が始まりました。

 

長くなりましたが今回はここまでと致します、製材は一筋縄ではいかない作業です。

木という生き物を加工するという事がどれだけ難しいか、次回に続きます。

お楽しみに。

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