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12月、師もミキサー車も走る

カイハツ ブログ

投稿者[仙南カイハツ商事 小野]

こんにちは。仙南カイハツ商事の小野です。
12月になると、生コン業界には独特の
“年末の空気”が漂い始めます。
気温がぐっと下がり、
朝一番の打設では息が白くなる季節。
現場もプラントも慌ただしく動きながら、
どこか「今年もいよいよ終わるなぁ」
というムードになりますよね。

 

まず冬の生コンといえば、
やっぱり品質管理が主役。
寒い日のコンクリートは本当に気を遣います。

 

 

外気が低いと初期強度が出にくくなるので、
配合の調整や保温養生の相談が増える時期。
現場とのやり取りも濃くなり、
「気温何度だからこうしよう」
「明日は凍結注意だよ」と、
いつも以上にコミュニケーションが大事になります。
冬ならではの工夫が品質を左右するので、
毎日がちょっとした“知恵比べ”みたいなものです。

 

 

そして12月といえば、年末の工事ラッシュ。
どのプラントも同じ悩みを抱えていると思いますが、
「もう少し出荷お願いできます?」の連発。
気持ちは分かるけど、
ミキサー車にも人員にも限りがあるので、
調整はいつも綱渡りです。

 

運転手さんも寒さと忙しさの
ダブルパンチで大変ですが、
みんなで声を掛け合いながら
乗り切るこの感じが、
年末特有の一体感にもなっています。

 

 

また今年は資材価格や燃料代の動きが激しく、
経営的にも頭を悩ませる一年だったという
プラントも多いはず。
12月はそうした一年の変化を
改めて振り返る時期でもあり、

 

「来年はもっと効率よく回したい」
「設備のメンテに力を入れよう」
「働き方も改善したい」など、

 

自然と未来の話題が増えていきます。

 

とはいえ、忙しい中にも
小さな楽しみがあります。

 

年末の挨拶回りで久々に会う
現場担当者さんとの会話や、
プラント事務所で飲む温かいコーヒー、
仕事納めのちょっとした達成感。

 

寒いけど温かい、
そんな12月ならではの風景が、
生コン業界にはたくさん存在します。

 

一年の締めくくりはバタバタしますが、
最後まで安全第一で、
無事故で仕事を終えられたら、
それだけで十分に
良い年だったと言えるはずです。

 

 

少し早いですが
今年もお疲れさまでした。
来年もまた、
より良いコンクリートを
届けられる一年になりますように。

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